先日「妊娠・出産・子育て情報ネットワークうみつき」のスタッフさんと一緒に、中央高校の発達保育の授業に参加させていただきました。
【産道くぐり】のワークを授業内の一コマとして、取り入れて下さっているそうで、今回で4回目とのこと!!
「うみつき」さんは、「産み育てる側から変わりたい!!」と妊娠・出産・子育てにまつわる色々な課題に直面したメンバーが、もっと学びたい当事者として発信したいという想いを持って、情報交換や学び合うネットワーク作りを目的として活動している団体で、ワークショップやイベント、講座等を開催されています。
もう、うみつきスタッフが素敵な方ばかり💛
一緒にいて、ほんわか居心地が良かったり、パワーをもらえたり。
その活動の中で、「産道くぐり」と言うワークを続けていらっしゃいます。
今回、息子2歳と、1歳の男の子、10ヶ月の女の子の赤ちゃんも一緒に参加!!
会場で顔を合わせるなり「かわいい~💛」と黄色い歓声が!!
高校生の女の子たちに沢山話しかけてもらったり、ほっぺをツンツンしてもらったり。
息子、その勢いにビックリしてか?久々の若い女子に戸惑ってか?(笑)ど緊張(^^;)
「ママ~(;O;)」と私にしがみついて離れませんでした。
ほらほら~お姉ちゃん達に遊んでもらって~(^-^;
生徒さんのお母さん方に書いていだいたアンケート(生まれてきた時の様子、名前の由来、生まれてきた時の気持ち、育児のエピソードなど・・)があり、事前に読ませていただいたのですが、それだけでスタッフはウルウル(;_;)
そして、そのアンケートを読んだ感想を生徒さんが書かれているのですが、それを見てまた泣けてくる~
「〇〇家に生まれて来て良かったです」なんて~
最初に、生徒さん数人に自分のアンケートを皆の前で読んでもらいました。
家の事、出産の事を皆の前で話すのは、ちょっと照れくさいかもしれないけど・・・他の友達の出産育児エピソードを聴いて、色々な出産子育てがあるし、大切に育ててきてくれたお母さんや家族の想い感じてくれたことでしょう。
スタッフの自己紹介では、どんな出産だったか、子育て中のエピソード等も紹介。
色々な職業の大人に、様々な出産の形、子育てやドラマがあるのです~
そして、うみつきスタッフでもあり、gran moccoアンバサダーでもある、志水明子さんによる絵本の読み聞かせ「おへそのあな / 長谷川義史」
ママのお腹の中で、誕生を待っている赤ちゃんが、おへその穴を通して、自分が生まれれ来るのを心待ちにして準備をしている家族が見える風景。
そんな赤ちゃん目線で描かれている絵本です。
私たちは、自分の息子や娘もこうやって見えていたのかなぁ~なんて気持ちで読み聞かせを聞きましたが・・・
高校生は、どうだったんだろう。お腹の赤ちゃんの気持ち、家族が祝福してくれる様子はどう映っただろう。
自分が赤ちゃんの時の記憶、出産誕生の空気を感じてくれたかしら。
息子、緊張しすぎて疲れて背中で寝てしまいました。
背中に息子の温もりを感じながら、絵本を読んでもらうのがまたホッコリ。
いつか、この絵本息子に読んであげたいな。
部屋を暗くし、アロマを焚いて心地よい音楽を流しながら・・・瞑想に入ります。
高校生も忙しい毎日、瞑想をして自分と向き合ったり、自分を客観的に見る時間ってなかなか取れないでしょうね。
大きな地球のその中に存在する命。自分と言う存在。
命の神秘、尊さを瞑想でイメージ
ママも自分と向き合う瞑想の時間、必要だなぁ
直江さんの誘導で、なんだか自分をずっとずっと高いところから見下ろしているイメージが。
意識がふ~っと高いところに。
そして、いよいよ「産道くぐり」のワークです。
産道役の人は、足を延ばして交互に組むように座ります、そして手を前に出し重なる事で空洞を作り、産道となります。
産道さんもなかなか大変な姿勢で、赤ちゃんを迎えます。
赤ちゃん役になりたい人は、お母さんになって欲しい人を選びます。
きっと、本当の赤ちゃんも「あ、この人の子どもになりたいな」って、ママを選んで産まれてきてくれたはず。
そして、赤ちゃん役の人は、生まれた後にお母さんにかけてもらいたい言葉を伝えます。
「男の子が良かったなぁ~とずっと言われていて嫌だったので、『女の子が産まれた💛嬉しい~』と言って欲しい」とか。
何気なく大人が発している言葉は、時に子どもを傷つけ、ずっと心に引っかかっている事があるのです。
産道くぐりをやり、また生まれ直し、その言葉をかけてもらえる・・・
お母さんを選んだ赤ちゃん役の生徒さんは、お母さんに膝枕してもらい温かい毛布に包んでもらってお腹の中をイメージします。
そのお腹の中をイメージした毛布にくるまれた生徒さんを、うみつきスタッフの方が丁寧になでなでしながら「どんな赤ちゃんかな~楽しみだな~自分のタイミングで産まれておいでね~」と温かい言葉をかけられるのを見るだけで、涙~の私(;_;)
息子を妊娠する前に、このワークに参加して赤ちゃん役をやったことがあるのですが、毛布に包まれた上からさすってくれる温かい手、こもってるけど聞こえる誕生を待ちわびる皆の声、お母さんの温かいお腹の中(膝枕)でずっと寝ていたいような、どのタイミングで生まれようかな~と、考えていたのを思い出しました。
そして、よし!!生まれるぞ!!って決めるんだけれど、皆の足の上の狭い産道をはっていくのは初めての経験。
どう力を入れようか、でも早くお母さんに会いたい、外の世界に出たい!!と言う気持ちと、産道が狭いけど、押し出してくれている様な感じもしたり。
とにかく必死で、出口に行くと解放感と共に、温かいお母さんの言葉に、抱きしめられた温かさ。
何とも言えな気持ちで、自然と涙が~(泣いてばかりいますね(笑))
何も言葉では伝えていないけれど産道をくぐったイメージ体験をする事で、生徒さんから『赤ちゃんも頑張っているんだな』『早く外に出たかった』と言う感想が。
お母さん役の生徒さんからは『生まれて来てくれて良かった』『頑張ったね』って母性が感じられる言葉が聞かれました。
男の子も出産の大変さを体感し、サポートしていきたいと感じられる感想を言ってくれて、将来のパパぶりが楽しみです♥
女の子だけでなく、どんどん男子にも参加して欲しいワークですね。
そして、今回久しぶりに高校生と接してみて、自分の娘や息子もこんな年齢になる時が来るんだな・・・とイメージしてしまいました。
日頃は目の前の事をこなすので精一杯で、大きくなった子どもをイメージする余裕が無く・・。
多くを語らない男子だったり、皆の前で自分の意見を言うのに照れる女子だったり。
まわりが気になり『やってみたい』と言えなかったり、照れ隠しでおちゃらけてみたり強がってみたり。
身体も大きくなり、お母さんから撫でられたり抱きしめられたりすることも無くなるし、素直に気持ちをお母さんに言わない事も多くなるんだろうな~
今、子育てする中で、子どもをいつも抱っこし、朝起きると、すぐママを探して泣く・・なんて事も子育ての中でほんの数年。
一人にさせて~!!!
と思う事もあるけど、もっと抱きしめて愛情表現したいのに、そのうち触らせてくれなくなる日が来るのかな・・・って。
『これいや!!』『ママ大好き!!』と言うダイレクトでわかりやすい表現やイヤイヤ期って、なんて愛おしいの~
自分の気持ちを素直に表現してくれるなんて、わかりやすくて有難いじゃないか~
と感じて、帰ってから子どもたちが可愛くて愛おしくて💛
「イヤイヤどんどん言いなさ~い」「自分の気持ちが表現できるって素晴らしい~」って思って、何でも受け入れられる余裕が!
どんどん子ども達が成長すると、ダイレクトに愛情を伝えられる機会も減ってしまう。
今、沢山大好き!!って気持ちを伝え包み込んで、私には家族がいていつも自分を信じ受け入れてくれると言う安心感と肯定間を持っていて欲しい。
子どもが、言葉で表現してくれなくなる年頃になっても、それを言葉や態度や行動で伝えて行きたい。
この産道くぐりワークを通して、家族の大切さ、あなたが大切に育てられた事・・・心に刻んで欲しい。
なかなか自分の気持ちを言葉で全ては表現出来なかったかもしれないけど、ワークを通して感じたものは大きかったはずです。
高校生だけでなく、大人の私たちにも改めて命の大切さや出産の時の気持ちを思い出させてくれる貴重な時間でした。
うみつきスタッフの皆様、中央高校の先生に生徒の皆さん、大変お世話になりました。
この産道くぐりのワークを、色々な方に体験してもらいたい。
そして、もっともっとこの活動が広がります様に。
gran moccoの交流会でも、お話で来たら良いな・・と思っています。
子育て真っ最中は、なかなか客観的に見れないけれど、こんなに『ママ~』としがみついて来る時期もすぐ終わってしまうと思うと寂しい!!
この貴重な数年を大切に満喫しましょうね。
gran moccoで素敵な毎日を・・・
gran moccoも体験できる! 家族みんなでヨガフェスタ”BYA Fiesta”
【日時】:2017年11月23日(祝) 10:00 開場/10:15~16:00開催
【会場】:難波 ソラニワスペース(住所:大阪市浪速区日本橋西1-2-2)
http://bya.co.jp/archives/11222
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★gran mocco体験会&交流会情報更新しました http://granmocco.jp/activity.html
※ 全国のアンバサダー一覧も載っています。