gran moccoのブログに訪れてくださりありがとうございます。
「ママと赤ちゃんを本当の幸せに」をテーマに書き綴っていきたいと思います。
初ブログは、新たな挑戦に向けた想いを綴りました。1年分の想いを込めて。
【あの経験がなければ、こんな挑戦はできなかった】
思い返せば、去年の6月15日に新ブランドへの挑戦の一歩を踏み出したミーティングをしました。
熊本・天草で生まれ、長い間、地元の人々に愛され続けてきたおんぶ紐もっこ。抱っこブームで、おんぶをする人が減り、お店が閉店、職人さんも引退。もっこの文化を絶やしたくないという思いから、活動を続けてきました。
その動きをどう展開させていくか。その時は、まだ夢を見ているような状態で、何ができるか、何をしたいか、探りながらの日々だったように思います。
しかし、大きな地震を経験した私たち。ミーティングを重ねれば重ねるほど、何かに突き動かされるように、やりたいことの本質が見えてきて、実現するためには、新会社の立ち上げしかない!と思うようになりました。
【今まで積み上げてきたものを捨てる覚悟の一大決心!】
2年間、地道に使い方をお伝えする交流会を開き、NHKのあさイチで取り上げていただいて、やっと、「おんぶもっこ」の名前で知ってくれる人が増えてきたばかり。
おんぶ紐だけの会社なんて大丈夫?
しかも、まだまだマイナーなもっこで?
どうして名前を変えるの?
食べていけるの?
独立・経営ってそんなに楽じゃないよ。
と、ご心配いただくこともしばしばです。
【だけど、どうしても挑戦したい理由があるのです。】
一年前のあの地震の直後に東京でアンバサダー講座を予定していた私たちは、始発の飛行機に乗る前に阿蘇の実家に子どもを預けに行く予定にしていました。あと3時間で出発というときに、本震が起りました。講座は、キャンセル。
残念に思っていたときに、ニュースで、私たちが通る予定だった道に土砂崩れが起こり、行方不明の方が出たことを知りました。
地球の大きな歴史の中では、3時間なんて、一瞬・・・
死んでいたかもしれない。
それに気づいたときには、生きた心地がしない、背筋が凍るような、生まれ変わったような、不思議な気持ちがしました。
あの地震を経験した私たちだから伝えられることがある。
私たちが助けられたもっこの存在をより多くの人に知ってほしい。
人生かけてもやりたいことに気付かされた。
冒険かもしれないけれど、やらせてもらいたい。
大好きな天草のためにできることを本気でやりたい。
そんな生き方を子どもたちにも見せたい。
無謀かもしれない。後悔するかもしれない。
一度きりの人生、信じる道を突き進めることこそ、本当の幸せなのではないか。
そんな価値観を共有してもらいながら、子育ては、本来、幸せで楽しいことだということを広げていきたい。
そう、強く思って、「gran mocco」として、心を込めて一歩を踏み出しました。
【もっこの神様の仕業】
プロデューサーとして関わってくださるカメラマンの森賢一氏との出会いから、奇跡の出会いが連なり、日本を代表するクリエイターの方々が、gran moccoに力を貸してくださるようになりました。人生のエネルギーを誠心誠意、その瞬間に100%注ぎ込まれる仕事ぶりに、想いという最も大切にしなければならないことを中心にするマインドを学ばせていただきました。東京やニューヨークとスカイプをつないで、ミーティングしたこともしばしば!
そんな想いを温めるうちに、一見関係のないようなところで、天草に移住された方に出会ったり、もっこを愛用しているモデルさんとつながったり、もっこの神様がいるとしか思えない出来事が次々に起こっています。
【生みの苦しみ】
とは言え、新しいものを生み出すのは、こんなにも大変なのかと、時にくじけそうになりながら、突き進んできました。仲間を信じて。
変化の過程を理解してもらうために、gran moccoアンバサダー(もっこの使い方を伝え、子育てママに寄り添うスペシャリスト)全員と電話で話したり、早朝から深夜までメッセージやメールのやり取りを重ねたり、伝える難しさを感じることもありましたが、もっこ愛溢れるアンバサダーの心意気に感動しました。
さらに、今まで届かなかった方たちにもっこの存在を知ってもらうために、コンセプトを練り直し、表現を洗練させ、一人でも多くのママと赤ちゃんを幸せにするためにできることを見つめ直す日々でした。
早朝から深夜まで、濃いミーティングを何度も重ねてきました。
アンバサダーの皆さんや全国からの「頑張って!」「応援してるよ!」という温かいお声に、どれだけ助けられたかわかりません。
gran mocco交流会にて
【そして、いよいよ。】
いよいよ。
明日、その新デザインのもっこを飛び立たせる時が来ました!
最高の生地にこだわり、ママと赤ちゃんの最高の笑顔を引き出せるように、楽しいばかりではないけれど、少しでも幸せな気持ちになってもらえるように。
縫製の仕方を追及し、もも裏にパッドを入れ、紐が下につくのを防ぐ工夫を凝らし、心込めて背守りを縫い込み、約1年の試行錯誤を繰り返し、元祖の形や想いを崩さず、究極のもっこが出来上がったと思っています。
gran moccoは、ほっぺが触れ合う密着でママと赤ちゃんのコミュニケーションをサポートし、人に優しい優れものとして発信し、人とつながる幸せな子育てを提案していきます!
今後もブログや各SNSで全国のママや子育て支援者の皆様とコミュニケーションを取っていきたいと思っています。
詳しくは、4月1日オープンの新サイトをご覧いただけると幸いです。
http://granmocco.jp/
最後までお読みいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
㈱gran mocco
スタッフ一同